8/29にadidas KARATE GRANPRIX2021が行われました。
フルコンタクト空手と伝統派空手道をミックスしたルールでの試合でした。
伝統派からも花車選手が出場しましたね!
筆者も伝統派出身のため、花車選手の活躍を楽しみにしていました。
試合の様子はYouTubeからご覧になれます。
私が感動したのは試合の演出です。
伝統派の試合ではステージやライトアップなどはありません。
ましてや優勝したら車がもらえるなんて試合聞いたことがありません。
そもそも伝統派は、伝統を重んじることを美徳としていて、試合も”試し合い”としての意味合いが大きい気がします。
経済的な繁栄無くして空手道の繁栄があるのか?
私は伝統派の考え方や、姿勢などあの雰囲気がとても好きです。
ですので全ての試合が今回のような雰囲気であって欲しいとは思いません。
しかし、イベントとしての試合があっても良いのではないか?
試合に勝った際に豪華な商品がある大会があってもいいのではないか?
”する”だけに止まらず”見る”という楽しさを作っても良いのではないか?
様々な想いが交錯する大会となりました。
協賛をつけての試合というのも伝統派ではなかなかありません。
選手にスポンサーがついており、道着やバックボードに企業ロゴが入ったのもここ数年です。
”お金”が全てではありませんが、今回の演出を見てあの舞台に立ちたいと思った子どもたちも多いはずです。
優勝したら、任天堂スイッチがもらえる試合があっても面白いですよね!
メダルだって嬉しいですが、そういった商品ならもっと燃える子たちもいるはずです。
空手道が盛んになって欲しい。
その一方で伝統も守りたい。
他流には興味ないと割り切る人もいるかもしれませんが、他の流派・スポーツから学べることはまだまだありますね!
今後の空手業界が楽しみです!