突然ですが、2023年現在のスポーツ業界の流行何か出てきますか?
SNSで流行ってるとかそういったことではなく、業界として国が定めた流行です。
それは、部活動地域移行です。
なにそれ?と思った方のために、少し概要を説明します。
・教員の働き方改革
・少子化による部活動の縮小
・児童生徒のニーズの多様化
これらの理由から、学校の部活動を地域の活動として位置付けることを言います。
スポーツ庁と文化庁の両名で「学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方に関するガイドライン」が策定され、国として2023年から2025年を改革推進期間として可能な限り早期実現を目指して動いています。
では空手道場経営と部活動地域移行になんの関わりがあるのでしょうか?
これまで中体連主催の大会には、学校部活動からの参加が前提としてありました。
しかし地域クラブでも中体連に参加できるようになり、道場から試合参加も可能になりました。
言い換えると、あなたの道場が部活動の代わりになるということです。
これまで道場生が中学入学を機に、部活動に所属し道場から離れるという経験はありませんでしたか?
それらが部活動地域移行にすることで、そのまま継続して所属することができるということです。
これらは大会参加だけの話ではなく、日頃の活動から地域で支えようという流れです。
私はこの流れは、スポーツを仕事にするチャンスだと考えています。
私も現在様々な自治体やクラブに赴き地域移行について調査を行っているのですが、どこもまだはっきりとしたモデルがなく自治体によってやり方が様々です。
行政主体で行なっているところもあれば、民間のスポーツクラブが主体となって動いているところなど様々です。
共通して言える課題は、”受け皿問題”です。
部活動はたくさんも種目があり、それぞれの講師を各部活動に派遣するとなると、様々な団体から人材を集める必要があります。
それらを束ねてコーディネートする人(団体)が不足しているのが現状です。
私はこの流れは早いもの勝ちだと思っていて、あなたの道場が率先してリーダーとなり、地域の部活動を束ねる存在となれば財源の確保にもつながると思います。
もちろん現段階では受け皿が儲かる仕組みはほとんどありません。
しばらくはボランティアかもしれませんが、国がこの取り組みを進める以上、先にリーダーになった人(団体)がその地域のスポーツを支える存在になると考えています。
そうすることであなたの道場の存続も確約されるものになるかと思います。
私の夢は”職業空手家の人をたくさん作る”ことです。
空手を仕事にすることが夢ですが、広義ではスポーツを仕事にする人を増やしたいという想いがあります。
そのため道場経営とは少し離れるかもしれませんが、この部活動地域移行については随時記事を書いていきたいと思います。
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次回も地域移行についてもう少し深掘りしていこうと思います。