まだ現金で月謝をとっていますか?

キャッシュレスの現状

題名から煽ってすいません。
しかし、皆さんに見て欲しくてあえて煽りました。

コンビニや飲食店を中心にキャッシュレスが普及してきましたが、スポーツ業界にもいずれその波はきます。
むしろフィットネスジムなどはすでに何年も前からやってます。

町の小さな道場も例外ではありません。
ハッキリ言いますね。

現金を月謝袋に入れて集金する方法は時代遅れです。

ちなみにノルウェーでは、デジタル通貨(CBDC)を進めており、数年後には日本・世界も導入をしていくはずです。
それほど世界はキャッシュレスへの道を辿っていると言えます。

ではキャッシュレスのメリット・デメリットを挙げてみましょう。

メリット

お金の管理が楽

これがキャッシュレスの一番のメリットだと思います。

金庫を設けたり、管理人を付ける必要がありません。
スマホやPCで管理できるので、会計担当者が毎月忙しくする手間が省けます。

事務員などを委託している方などは、コストカットにも繋がります。

子どもにお金を持たすリスクが無くなる

月謝袋で集めると、どうしても子どもが現金を持つ機会が出てきます。
保護者が直接渡せればリスクも減りますが、家庭によっては子どもに持たせることもあるかと思います。

もちろん子どもなので、大人に比べると紛失のリスクも多く、トラブルに巻き込まれないとも言い切れません。
また紛失した際に、保護者と揉める可能性もあります。

筆者も小学生の頃、近所の習字教室に通っていましたが、送迎はなく自力で通っていました。
そのため、月謝は毎月親からもらって自分で渡しに行っていました。
幸い紛失やトラブルに巻き込まれることはありませんでしたが、何かが起こってからでは遅いので、予め回避できる策をしておくことは大事でしょう。

滞納の心配が無い

こういった会費制の道場は、滞納というリスクも付き纏います。

またお金を要求するというのは、どんなに正当な理由があっても心苦しいものです。
保護者も滞納を指摘されると、申し訳なさや心地悪さを少なからず感じます。

空手道以外のところでそのようなストレスを生み出さないためにも、定期で引き落とすサービスなどを利用しましょう。

会員が辞めにくくなる

人は損に対して敏感です。

ある実験で、「ジャンケンで勝ったら賞金3万円、負けたら2万円の罰金で勝負をするか?」というテストが行われました。
買った時のメリットが大きいにも関わらず、ジャンケンをしないことを選ぶ人が多かったのです。

人は”得するよりも損したく無い”という気持ちが大きいことが分かります。

ではこれがなぜ、退会率に繋がるのか?

それはお金を払うという行為をなくすことで、損感情をできるだけ無くしているからです。
映画はほぼ観ないし宅配も利用しないけど、なんとなく毎月Amazonプライム会員になっている方いませんか?
毎月プライム会費の500円を振込みに行っていたら、きっとすでに退会していることと思います。

損感情が働くと、少しの不満や失態でも、「損をした。もっといい道場があるのでは?」と会員は感じてしまいます。
一方、毎月勝手に引き落とされていると、Amazonプライムのようになんとなく払い続けてくれるのです。

デメリット

手数料がかかることがある

決済サービスは手数料を取られることがあります。

手数料は数%ですので、上記のメリットを考慮すると妥当だと思います。
お金のことでストレスや時間を取られるくらいなら、手数料を払ってでも空手道の技術やサービス向上に努めた方が、会員も増え利益を上げることに集中できます。

高齢者を中心に対応できない人がいる

高齢者や地方を含め、まだまだキャッシュが強い世代・地域は存在します。

でも決して受け入れたくないということでは無いと思います。
やり方が分からないだけです。

これらは写真つきのマニュアルを作成すれば大方解決しますし、もし分からなければ直接教えてあげれば解決です。

筆者の空手道教室でも自動決済を導入しており、最初の1ヶ月目は質問に来る保護者もいましたが、現在は問題なく、むしろスムーズな運営になっています。

さいごに

読んでいただけた方は、キャッシュレスに挑戦しようと考えた方もいるでしょう。

次回は決済サービスをいくつか紹介します!