今回は、「そもそも道場をする上で根幹となる考え方」をお伝えします。
ほとんどの道場はここを無視して運営していることが多いと思います。
少し難しい言葉を使うと、ミッション・ビションと言います。
これらの意味合いについては以下の記事で詳しく解説しているので、そちらをご参照ください。
今回は解説記事ではなく、ミッション・ビジョンがないとなぜダメなのか?ということをお話しいたします。
↓理念・ミッション・ビションとは?↓
まずこの後の記事を読む前に皆さん目を閉じて、あなたの道場が成功した際の姿をイメージしてください。
イメージできましたか?できた方は続きを読んでください。
では今イメージしていただいたことに関して質問です。
・道場の広さはどれくらいですか?内装はどんな色でしたか?
・子どもや指導員は何人いましたか?どんな表情でしたか?
・自分は何歳くらいでしたか?
明確に答えられた方は素晴らしいです!
そこまで鮮明にイメージできるのであれば、ミッション・ビジョンなど難しい言葉は忘れて、そのイメージを達成するためにどうしたら良いかを考えて行動してください。
そこまでイメージできない方は、妄想でいいので大成功した姿を想像してみてください。
人それぞれ大成功のイメージは違うと思います。
・自身の保有する道場で会員100名の空手家が稽古すること
・全国に支部を置き、会長として道場経営を行うこと
・自分の教え子が世界で優勝すること
様々な大成功の姿があり、どれも間違いなどありません。
ここで述べたいことは、自身の大成功と現在の道場運営が直結しているか?ということです。
先ほどの例で言うと、教え子を世界のトップにしたいという目標がある一方で道場では空手の楽しさばかりを追求するような運営をしていては、トップ選手を生むことは難しいでしょう。
先ほど大成功した姿を想像していただきましたが、それこそがビジョン(未来像)です。
その姿がどんな方向を向いていたか(勝利・経営・育成など)がミッション(目的)です。
※ミッションはよく使命と訳されますが、ここでは分かりやすく目的と定義します。
これらのミッション・ビジョンは道場として考えてもいいですし、経営者であるあなたの目線で考えていただいても構いません。
私は、道場のミッション・ビジョンに加え、自身の空手道の仕事においてもミッション・ビジョンを設け日々活動しております。
私の道場は5年後に〇〇になっていたいので(ビジョン)、現在の道場は〇〇を目的として(ミッション)日々〇〇の活動(実際の稽古や事業)をしています。
例)私の道場は5年後に会員100名になっていたいので、現在の道場は空手の魅力を幅広い方に知ってもらうことを目的として、日々保育園への無料出張空手教室を実施しています。
皆さんのミッション・ビジョンと現在達成に向けた活動は何ですか?
人は誰でも、夢と目標があって始めてそれに向けて努力ができます。
あなたの道場も夢と目標をまずはもってください。
その上で今あなたが、あなたの道場が何をすべきか考えると、目標達成が見えてくるかと思います。
逆に夢と目標が無いと、周りの意見や流行に踊らされた芯のない道場になってしまいます。
あなたの想いや理想をぜひ一度言葉にしてみてください。
皆さんの道場がさらに繁栄されることを願っております。